数々の面談をしてきた私ですが、面談の数以上に聞いてきたことはその方の「退職理由」です。
人材コーディネーターとしてはこの退職理由をしっかりと抑えて次のご案内に活かすことが最も大切です。
が!!
この退職するにあたっての退職理由も考えるのも非常に大切だと気が付きました。
実際に「どのようにしたら穏便に退職できるか?」という相談も承ることもあります。
また私は派遣のスタッフさんも対応しておりますので様々な理由でスタッフさんが退職となってしまうことがあります…泣
この退職職理由を今回は厳選いたしましたのでうま~く活用をして下さいませ!(悪用厳禁です (笑))
勿論安易な転職はNGですので「どうしても辞められない」、「辞めたいけど退職理由がわからない」そんな方が対象となります。
悪用厳禁! だいたい納得させることが出来る退職理由5選【介護職・看護職用】

だいたい納得させることが出来る退職理由5選
- 次が決定パターン
- 家庭環境利用パターン
- 高みを目指してパターン
- 条件ミスマッチパターン
- もうやっていけないパターン
まず大前提としては「嘘はダメです」
たまに「嘘ついた方が良いでしょうか?」と質問をされることがあるのですが、これはおススメできません。
理由は嘘は忘れてどこかでボロが出るからです。
後だしジャンケンで出てくるネガティブな情報は信頼を非常にさげてしまいますので「嘘をつく」退職理由はNGです。
ただ、物事をひろ~く考えると「その考え方も当てはまるかな?」という状況であれば‥‥ありです。
では前置きが長くなりましたが悪用厳禁の退職理由5選について深掘りをしてまいります。
次が決定パターン
相手の納得度

表題どおりで既に次の就職先が決まったことを伝えるパターンです。
ここでポイントなのは次の転職先が決まった+いつから始まるかを明確に伝えるということです。
この次が決まっているということを伝えることでこの退職の決意が固いということを相手にも感じてもらうことができます。
注意すべきこと
この「次が決定パターン」を使った場合でもどうしても人で不足なところ、あなたを必要としているところは引き留めがあります。
その時に気持ちがブレずに「それでも退職を」と明確に伝えることが出来るかがポイントとなります。
気持ちがブレなければだいたいこのパターンでは相手方も退職を認めてくることが多いです。
家庭環境利用パターン
相手の納得度

家族状況の変化によって退職を伝えるパターンです。
これはかなり効果的で会社的にはこの状況に全く介入の余地がないのがこの退職理由の強みです。
パターンも様々あり
- 「夫の転勤についていくことになりました。」
- 「祖父&祖母の体調が悪くなりそれを手伝うことになりました。」
- 「地域の役やPTAが忙しくて‥‥」
- 「結婚をすることになりまして」
全て実話です。
もう私も「そうですか…」と受けれざるを得ませんでした。
注意すべきこと
転勤や体調不良の場合はいきなり発生することが多くお互いに辛くなるパターンがあります。
なるべく円満に退職になる方が良いのですが、強引に退職をせざるを得ないこともありますのでしっかりと謝罪の言葉を組み込むことで波風たたない退職ができることでしょう。
高みを目指してパターン
相手の納得度

スキルアップや学びを深めることを退職理由として使うパターンもあります。
実際私も福祉が嫌になって退職をしたわけではなく、スキルアップしたい!自分を試してみたい!そんな気持ちが高まり介護から離れることになりました。
但し 相手の納得度は とやや低めです。
理由としてはこの「○○を学びたい」ここが明確でないと相手がなかなか納得してくれないケースがあります。
注意すべきこと
法人学べる環境がない理由にしておかないと残留要請が出てきてしまいます。
例えば特養に勤めていて「実はデイにも興味があったデイサービスで仕事をしたいので退職したいです。」と言うと
「じゃあデイの異動も出来るよ」と言われるケースもあります。
(※ただこの場合そういった打診がもしこなければ、貴方は必要とされていない!?かもしれません‥‥)
ですので、今の環境を変えなければ自分の気持ちを満足させられないということに注意しなければなりません。
条件ミスマッチパターン
相手の納得度

だったり

この給与や就業条件がミスマッチということで「退職」ということになるパターンもあります。
ただこの退職理由で相談に来るかがいらっしゃるのですが、そのまま在職=辞められないというケースがほとんどです。
理由はよっぽどの相違のある条件でなければ調整が効いてしまうからです。
これに関して解説致します。
注意すべきこと
給与や就業条件は会社側が介入できる余地が十分にある内容となります。
ですので貴方が必要な人材であれば多少の条件変更のパターンでは施設側が対応してしまうケースが殆どです。
ですのでここでもポイントは先ほど「高みを目指してパターン」と一緒でなるべく施設側が介入できそうもない理由を見つけることが大切です。
もうやっていけないパターン
相手の納得度

もう表題と例文の通りです・・・
小さい事業所であれば部署異動では対応できないのでほぼ100%で要望が通ります。
小さな事業所での人間関係のこじれはなかなか解決が難しく、最終的にどちらかが退職となるケースが多いです。
ただこの「もうやってはいけないパターンは」なかなかめんどくさくなることが多いです。
注意すべきこと
けっきょくそのゴタゴタして理由の部分を細かくヒアリングをされるケースがあります。
特に管理者さんがいい加減でなく、一生懸命頑張ってる方であればなおさらです。
またその相談内容が不用意に漏れたりすることもあったりするので、もし人間関係の拗れを退職理由とする場合「ここだけの話にして下さい。」、「絶対に他の方へ言わないで下さい。」とお願いしておく必要があります。
ナイショ話ですが…(そこまで言って相談内容が漏れるようであればそれを退職理由にもできます)
最後に…
重ね重ね申し上げますが安易な退職と嘘はダメです。
ただ、
どうしも退職理由が考えられない
辞めたいけどよい理由が思い浮かばない
そういった方に向けて今回の内容を書かせて頂いております。
最終的には自己判断、自己責任にはなってしまいますが参考にしていただければ幸いです。
今回も有難うございました。