
まず結論から申し上げます。
「可能です」ただし難しいです。
今回は介護職の転職で給料交渉事情について書いてまりたいと思います。
まず冒頭で申し上げたとおり、給与交渉は可能です。ただしリスクが伴うのも実情です。このリスクについて簡単に説明します。
介護転職での給料交渉のリスクについて

- お金にがめついと思われる
- 自己主張が激しいと思われる
- もっと給与が高いところが出た場合にまた転職されると思われる
- 業界的に給与交渉が好まれない
こういったリスクが挙げられます。
但しこのリスクにおいても決裁者(最終決定権を持つ方。施設長や事務長)の性格にもよるので、決裁者の方から「ふぉれくらいほしいのか?」と聞かれることもあります。
ただ業界の特性上、売り上げは介護保険に依存しており収入が青天井では無いです。
また社会福祉法人や医療法人は公務員系の等級票を使っていることも多く給与決定は型に当てはめがちで「イレギュラーを嫌う」→「業界的に給与交渉が好まれない」といったこともいえます。
介護の転職においてリスクを避けるには?
「紹介会社のエージェントに聞いてもらう」
これが一番の方法です。
「誰が聞くかが変わっただけで結局、聞くことにはかわりないのでは?」
というご意見もあるかと思いますが、そこはご安心下さい。
紹介会社のエージェントでは角をたてずに給与交渉するのは当然当たり前のスキルとして持ち合わせております。
また交渉が可能かどうかの施設かどうか?もある程度は把握をしておりますし、それなりの経験のあるエージェントだと法人の決裁者の特別な信頼関係がありその方であれば交渉ができる!な~んてこともあります。
どのように聞くかは話がそれるので割愛致しますが紹介会社に頼むことでその地域の相場や自分の希望が客観的に見ても適正なのかもアドバイスが聞けるので、うま~く紹介会社を利用すると良いでしょう。
紹介会社を使わずに給与交渉をするにはどうしたら良いのか?

- 履歴書だけではなく職務経歴書を用意する
- 自分がどのような能力があって、どのように会社に貢献ができるかアピールする
- 給与明細や源泉徴収票を用意する(実際いくらもらっているか提示する)
- 情に訴える・・
履歴書だけでは何をしていたのか?が分からないので職務経歴書を用意するとどのような能力があるのかがアピールできます。
また自分の強みと会社への貢献力をしっかりとアピールすることによって、希望の提示額まで近づけることも可能です。また転職時では希望額にとどかなかったとしても、「3か月後には」や「こういった成果がでたら」と先方からの譲歩も引き出しやすくなります。
また雇う側も安く雇いたいと思うのは当然であり、現状からよっぽど高い給与は出せません。多少のアップでも良ければ現在どれくらいもらっているかの根拠を示すと良いでしょう。
最後に‥‥
相手は事務長や施設長や理事長といえど「人間です」情に訴えかけるのも悪くないですよ♪

何はともあれ、自分自身での給与交渉をなかなか難しいものです。
繰り返しにはなりますが、やはりベターなのはうま~く紹介会社のエージェントを使うのが介護職転職の給与交渉のポイントです!