
今回は介護職のキャリアアップについて実際どのようなものがあるのかについて書いてまいります。
ただ個人的な印象ですがあまり介護職の方はキャリアアップをそこまで意識をされていないような印象があります。
実際現場時代でも「リーダーになったのは他に人がいなくて・・・」といった言葉を結構聞きました。
現職でのヒアリングでの転職理由でも「~~が嫌で」とキャリアアップを目的とした方はほとんど出会うことがありませんでした。
ただそれでもポジティブに成長をしたい、スキルアップをしたいと熱い思いをもっている方もやはりおりましたので、そういった方々の為にも!!書いてまいります。
介護職のキャリアアップってどういうものがあるの?

キャリアアップの種類
- 昇進(役職のアップ)
- 資格習得
- 介護プロフェッショナルキャリア段位制度の活用
- 転職をする
この4つがあります。そこでこの4つのキャリアアップについて掘り下げてまいりたいと思います。
【介護職のキャリアアップ方法】
その①昇進

これは非常に分かりやすいキャリアップになります。
昇進することによって給与も上がりますし、発言力、権限もついてきます。また対外的にも役職で権威性がレッテル張りされますのでプラスに働くことが多いです。
ネガティブなことを言うつもりはありませんが、ただ介護業界に置ける昇進はあまちポジティブに捉える方が多くない印象があります。
なぜ昇進をポジティブに捉えないことがあるのか?

業務負担が増すことが多いからです。
施設によってはせっかく昇進したにも関わらず役職の手当てがなかったり…
そもそもやりたくもないのにほぼ強制的に昇進させられたり、夜勤のフォローをしないといけなかったり・・・
福祉業界は未だに年功序列の考え方が強いのと昇進できるのは「辞めずに生き残った人だけ」人事によることがあることも問題であります。
【介護職のキャリアアップ方法】
その②資格習得

資格習得これもキャリアアップといえます。
無資格であれば初任者研修、初任者研修であれば実務者、実務者であれば介護福祉士とステップアップを考えることができます。
施設や法人によっては資格の有無で契約社員から正社員になれたり、役職がアップしたりするケースがあります。
また資格習得時に勉強会や研修に出たりすることもあります。
そこで人との新たな出会いによって様々な知見や考え方を学ぶことができます。
また一番のメリットかもしれませんが資格習得によって賃金がアップをします。
それについてはコチラの記事に詳細を書いておりますのでご覧ください。
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介護職なら資格をとるべき!その3つのメリットとは?
さて今回は資格習得の3つのメリットについてまとめてまりいます。 今回の資格というものは「初任者研修、実務者研修、介護福祉士」というものを今回の【資格】という意味でとらえて頂ければと思います。 この3つ ...
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【介護職のキャリアアップ方法】
その③介護プロフェッショナルキャリア段位制度の活用
この介護プロフェッショナルキャリア段位制度とは
各事業所や法人ごとでバラバラであった評価基準を一定のものとして、全国どこでも同じ尺度で評価が出来るようにしていく制度になります。
キャリア段位制度としてエントリーレベルからプロレベルまでの7段階でレベルの評価が行われます。

資格の有無によっても評価基準がわかれ、アセッサー(評価者)と呼ばれる指導者になる為には …
介護福祉士として3年以上実務に従事した経験があり、かつ、介護福祉士実習指導者講習会を修了した者(介護福祉士養成実習施設実習指導者Ⅱの要件を満たす者)
であったり
サービス提供責任者、主任等(チームやユニットを管理・運営し、部下に対して指導・助言を行う役職に就いている者)又は介護部門のリーダー(課長(係長)、フロアリーダー等)
等の5つの要件をクリアする必要があります。
資格以外にも共通の評価基準で判断できる制度なので、キャリアアップにはもってこいの制度になります。
介護プロフェッショナルキャリア段位制度の詳細はコチラ!!
【介護職のキャリアアップ方法】
その④転職をする

転職というのもキャリアアップにつながるケースがあります。
保守的な業界なのであまり役職者が外部からきていきなりリーダーや主任になるケースは少ないですがそれでもそういったキャリアアップもないわけではありません。
特に首都圏では施設が異常なペースで出来上がってきており、株式会社の運営施設では管理者採用や施設長採用をよくしているケースがあります。
転職におけるキャリアアップを目指す際の注意点
自分自身の今後のビジョンを明確に言葉にして伝える能力が絶対的に必要になります。
通常の面接時ではあまり上記の内容は聞かれることが少ないのです。
但しある程度の役職者採用の場合は必ず「聞かれなくても」自分の今後のビジョンを言葉にして伝える力が必要になります。
また人の上に立つことになるので、マネジメントについてや覚悟についても聞かれることがありますので、しっかりと伝えられるようにしなければなりません。
最後に
今回は介護職のキャリアアップについて実際どのようなものがあるのかについて書いてまいりましたが如何でしょうか?
冒頭でも書きましたが介護士時代現場のリーダーさんの半数が「他に人がいないから仕方なく・・・ 」といったニュアンスで言っていたのは未だの衝撃的でした。
キャリアアップしなければならないこともありませんが、折角この業界にいるわけなので向上心をもって取り組むことができればいいのにな~と思います。
より魅力的な業界に向けて私も頑張てまいります!!
今回も有難うございました!!