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介護の常識は世間の常識ではない?【誇れる職場づくりができる研修会より】

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先日「誇れる職場づくりができる介護の本気とやる気」という研修会に参加しその中でいくつかのトピックスに分かれて講義されました。今回は「介護の常識は世間の常識ではない?」という部分についてフォーカスをしてまいりたいと思います。

介護の常識は世間の常識ではない?

実は医療・福祉業界で「当たり前」のこととして行われている行動や考え方は一般的な生活と比べると「エッ!?」と思われることがいくつもあります。私も始めて介護現場に携わった時は驚きもありましたし、納得できること、できなかったことがありました。 ただ誤解をしないで頂ければ有難いのは常識or非常識といったような、良し悪しの問題ではない。ということは十分にご承知おき下さいませ。

研修内容について

菊地先生の講義ではこの常識は世間の常識ではない、という部分は主に「虐待」について触れられておりました。最近もサニーライフ北品川の事件、フェニックスフォレストの馬乗り事件、尽きることはありません。そして先生の方から以下の問いかけがありました。

  • 信じられないような虐待はなぜ起こるのか
  • 全ての虐待は一部の特殊な人間によって生み出されるものなか
  • 私たちとは全くの無縁のものなか

全ての原因は感覚の麻痺からとのことでした。 全ての原因は感覚の麻痺から。それは何げない「鈍感さ」によってエスカレートするものである。 とのことでした。

全ての原因は感覚の麻痺から起きた 【とある事例】

まず一つの写真がスライドに映し出されました。その写真は一つの部屋にフローリングに直接に敷かれた布団が5つ、一つの分の空間がぽっかりと空いた写真でした。

イメージ図

ここのぽっかり空いた空間なんだと思いますか?

虐待でお亡くなりになった方が布団を敷いて寝ていた場所なのです。そしてこの部屋の構成は男性5:女性1(亡くなった方)だったとのことです。そしてベランダの前に置いてあるポータブルトイレ、これは夜中にトイレ介助の際に使っていたそうです。鋭い方はお気付きかも知れませんがカーテンは書き忘れたわけではなく勿論「ありません」※ベランダの前のカーテンはありますが…

これが当たり前の光景だった

皆さんはこれをご覧になってどう思いましたでしょうか?実はこの写真でどのような印象を持たれたかによってもあなたの「感覚」を図ることができます。

まずこの光景(イラスト)を介護に携わったことがない方が見たときに感じること
  1. 布団が5つもある
  2. 床に布団が敷いてある
  3. トイレが部屋にある

イラストだけで申し訳ありませんが、介護に携わったことのない方は直ぐこの3つに関して「ん?」と感じると思います。良いか、悪いかの話ではありません。違和感を感じるかどうかです。因みに私は布団が5つ敷いてあることには違和感をかんじましたが、残り2つの床に引いてあることとトイレが部屋にある ということに関しては大きな違和感を感じることができませんでした。

なぜ床に布団が敷いてあることに違和感をかんじなかったのか

ベッドから降りてしまう方や自宅で布団使っており、施設でも布団が良いと希望をされる方は布団の対応をしているから

なぜ部屋にポータブルトイレがあることに違和感を感じなかったのか

居室でのポータブルトイレの対応は良くあるから

背景を聞けば納得される方もるかもしれませんが、全く介護に携わったことがない方はこの光景には違和感を感じることでしょう。そしてもしこの光景に全く違和感を感じなかったのであれば早急に感覚の治療をしなければなりません。直ぐに現在の環境を変えて下さい。

ことの始まりは些細なことだったようです

事件後、施設関係者へヒアリングを行うと驚きの事実が判明しました。入社当時この部屋のあり方に違和感を感じた新人さんがいたようなのですが、先輩職員さんから「安全の為」を言われそれを無理やり自分の中で納得させていたようです。その後何年か経ちその新人さんは「○○さんの安全のためにこの部屋(事件のあった居室のこと)使えないの?」、「こういう部屋増やせないの?」と発言をされていたとのことです。この感覚がエスカレートし虐待につながっていったと最終的には結論づけられました。この感覚の麻痺が悲しい事件の結末だったのです。

介護現場で行われている当たり前

ここで介護現場で当たり前に行われていること、光景を挙げてみたいと思います。(良いこと、悪いことで挙げているわけではありませんのでご承知おき下さい)

  • 水分にとろみをつける
  • おむつをさせる
  • 食事を食べさせる
  • 水分を飲むとむせる
  • ベッドに柵がある
  • ベッドの策に座布団orタオルが巻いてある
  • 定期的に体の向きを変える
  • 施設内に鍵がある
  • 寝巻に着替えず普通の服で寝る
  • 「~ちゃん」等ため口がある
  • 「帰りたい」と何度も言う方がいる
  • ゼリーのような食事がある
  • 食事をミキサーにかける
  • 入浴は昼間に行う
  • 入浴は1週間で2回…等々

現場経験のある方であれば上記の内容は殆ど違和感のないはずです。病院ではあれば別ではありますが、入所の施設では「普通の生活」というものが求められます。この「普通」という感覚をどのようにもっているかが医療・福祉職として大切な部分となります。

【次回予告】当たり前で行われる週2回の入浴は当たり前?

今回はネガティブな内容となってしまいましたが、これも事実です。この事実に目を反らさす立ち向かっていくことが大切かと思います。次回は「入浴について」となります。昼間に入るお風呂、週2回となっている入浴日、こういった業界では当たり前でおこなれている部分にも先生は触れられておりましたので、次の回ではそこの部分にフォーカスをしてまいります!

  • この記事を書いた人

マーボー

特養で5年→現在は人材紹介・派遣会社(6年目) 介護経験しかありませんでしたが5年目にしてやっとこさ粗利額1位を達成! ブログでは医療・福祉業界についてのことや面接についてキャリアプラン、モチベーションについて書いております。 筋トレも好きで週3日はマスト!! お仕事のご依頼はDMにお願い致します。

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