
こんにちは、マーボーです。
私は介護施設で5年働き、現在医療・福祉専門の人材紹介のキャリアアドバイザーをしております。年間で200件以上の求職者面談と面接をしてきた経験談を皆様のお役に立てられるよう発信してまいりたいと思っております。
結構気になっている人は多いのではないでしょうか、今回は看護職・介護職の転職で年収は上がるのか?を書いてまいりたいと思います。
今回の内容はあくまで経験からの体験談とあくまで一部の事例にすぎません。すべてが当てはまるわけではありませんので、そこの部分は十分にご了承いただければ幸いです。
【これが現実】看護職・介護職の転職で年収はあがるのか?

残念ながらほとんどの方が年収はあがりません…転職して給与アップなんて言葉に踊らされないでください(但し例外はあり!!)
重ね重ね申し上げますが、 あくまで経験からの体験談とあくまで一部の事例にすぎません。すべてが当てはまるわけではありませんので ご了承くださいませ。
なぜ年収があがらないのか
理由は4つほどあります。
- 夜勤のある施設は入社後数か月は夜勤がない、賞与の算定が満額ではない
- 前歴換算より法人での等級アップの方が重視される
- 社会福祉法人や医療法人でそれなりに処遇改善を行っていると介護保険の性質上アッパーでいき詰まる
- 給与交渉をしないから
ではこの上記4つの理由を掘り下げてまいります。

夜勤のある施設は入社後数か月は夜勤がない、賞与の算定が満額ではない
これは転職初年度は致し方ないのですがやはり入社後は日勤や早番、遅番を順に慣れていくために数か月は夜勤がありません。また夏の賞与後に直ぐ転職しても冬分は満額出ませんし、冬の賞与後もまた然りとなります。
どうすればよいのか?
賞与に関しては法人規定がありますので、なかなか融通は利きませんが夜勤のタイミングに関してはご自身の希望で多少は前倒しをして頂けるケースがあります。面接時に「なるべく多めに夜勤に入りたいです。」や「上司の方が認めて頂けるなら早めに夜勤に入れるようになりたいです。」と申し出れば検討して頂けることは大いにありえます。
前歴換算より法人での等級アップの方が重視される

よっぽどのヘッドハンティングや役職採用でない限り前歴換算より、やはり法人で何年務めたか+役職がアップしたかの方が重視されます。転職からの採用だと転職先での法人経歴は1年目からになってしまうのと採用側の意向としてはなるべく人件費は抑えたい気持ちも少なからずありますので、何も言わないと低く提示が出る可能性もあります。
社会福祉法人や医療法人でそれなりに処遇改善を行っていると介護保険の性質上アッパーでいき詰まる

社会福祉法人や医療法人で処遇改善加算Ⅰや サービス提供体制強化加算など取れる加算をとっている法人だと結局支給できる限度額もアッパーが来てしまいます。只加算を取り切れていない法人で勤めていなかった場合はもしかしたら給与アップが見込めるかもしれません。
じゃあ株式会社は給与が低いの?
いえいえ、そんなことはありません。正直な話個人的な見解ですが株式会社さんは税法上の問題もあって給与待遇が社会福祉法人や医療法人社団に比べて低い印象をもっていたのですが…
このように、しっかりと事業所へ還元している施設もありました。給与サンプルという言い回しが多少気になりますが、これだけ頑張りを給与という形で支給されている法人さんであれば「頑張ろう!!!」と思うのではないでしょうか。
給与交渉をしないから

言われてみれば「ああ、確かに」となるのではないでしょうか。ただこれって本当に難しいです。実際自分で給与交渉をしようとすると「お金ばかりの人って思われたくないな」とか「お金のことを言って採用してもらえなかったらどうしよう」となりなかなか自分から交渉できないのが事実です。
どうやって交渉するの?
ご自身で交渉する場合は「面接」のタイミングしかありません。
【交渉例】 交渉の仕方
「前職ではこのようなことを行い会社に貢献してまいりました。そういった部分も評価して頂き前職でこれだけ頂いております。ですので○○円程頂けないでしょうか?」
【ポイント】
- 職務経歴書に行ったことやそこに対しての効果や貢献度をしっかりと明示
- 実際の年収のわかるもの(源泉徴収票)を持参
- 具体的な月給で希望金額を伝える
ただこれってなかなか現実的ではありません。自分の仕事が決まるか決まらないかのタイミングで交渉できますかね?私はできませんでした(笑) 「あ、ハイ ハイ 大丈夫です!」と言ってしまう方が大半ではないでしょうか?
じゃあどうすればよいのか?
これこそ紹介会社を使って下さい。 紹介会社にとってはここが腕の見せ所です。ただ担当によっては「基本転職する場合は下がることを想定しておいてください」と言う担当がいるかもしれませんが、個人的には逆に明確にそういったことを言ってくれるアドバイザーであれば信頼をおいてもらってOKかと思います。何故かというと上記の1~3の理由をしっかりと把握しているからです。
【介護編】給与交渉のできる紹介会社
介護職の方のための転職・就職支援【マイナビ介護職】

- WEB登録がメインの会社が多い中、対面での登録を推奨しており、やはり直接会っての登録の方がコーディネーターが求職者の人柄を把握しやすく「人柄」給与アップ交渉を図れる。
- そもそも圧倒的な知名度で顧客(施設や病院)の信頼が得やすい
- 「経営の安定性」など78項目の厳しい審査基準をクリアした「職業紹介優良事業者」事業者認定を取得
【看護編】給与交渉のできる紹介会社
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度々のご案内になります。ヒアリングの内容や条件の交渉、落とし込み(求職者が納得できる説明や根拠の明示)が非常にしっかりとしております。また給与交渉も得意としているようで、個人的には本当に悔しいですが(私は他社の営業マンなので!!!)いくつかの法人さんから「営業さんの交渉が上手くて給与交渉にのっかっちゃったよ」との声を聞きました(嫉妬)
※私もこの会社さんの研修を受けましたのでレベルの高さは確信が持てます。
最後に

今回もご覧いただきまして有難うございました。 転職後の給与事情でしたがいかがでしたでしょうか? 個人的見解としてはなかなか簡単には給与は上がらない印象です。 うま~く交渉して給与アップを狙ってくださいね!