
元介護職、現在医療・福祉業界専門の紹介会社でエージェントをしておりますマーボーです。
今回は介護職の給料について解説をしてまいります。
介護職は給料が低い!とよく言われておりますが実際は如何でしょうか?
とにかく給料が低いイメージが先行しておりますが実際はどうなのか?今回は厚生労働省の資料をもとに解説をしてまいりたいと思います。 「平成30年度介護従業者処遇状況等調査結果の概要」
【ボーナスについて知りたい方はコチラ】 少し前に介護職の給与についてまとめてみました。 そこで今回は介護職のボーナスについて書いてまいりたいと思っております。 介護職の方々は「いくらボーナスが貰えるかな?」とワクワクされている方も多いのでは ... 続きを見る
【2019年最新情報】介護職のボーナス(賞与)ってどれくらい?
【2019年最新情報】介護職の給料ってどれくらい?
今回も厚生労働省が出している「平成30年度介護従業者処遇状況等調査結果の概要」を参考して書いてまいります。
ずばり!!平均給料の額は30万970円とのことです。
年収換算すると約360万となります。

またまたこの画像を使用いたします。
え…そんなに給料貰ってないよ!という声が上がるかもしれません。
じつはこれにはカラクリがありまして・・・
金額の記載がる表の下部分をよーくご覧ください。
注2)平均給与額は基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)
注3)手当は職務手当、処遇改善手当、通勤手当、家族手当などが含まれる他、時間外手当(早朝・深夜・休日手当等)も含まれる。
ですので、賞与や処遇改善手当が含まれている!というところがポイントになります

ただ、実際に賞与を、12ヶ月に割り振り支給をする法人さんもあるのであながち間違っているとは言えません。
しかしながら大体の方は月給と聞いたら賞与を含まず月に貰える金額をイメージするかと思いますので、この表記の仕方は少しずるいと思います!!
前年(平成29年)との比較
全体的に103%のアップ率となっております。
細かくみますと基本給は101%、手当は105%、一時金109%のアップ率となっております。
基本給がモリモリベースアップしているのではなく一時的な一時金の金額アップが処遇改善の要因と考えられます。
上がらないよりかはマシかもしれませんが長期的な視点で考えますと、基本給ベースが上がってくるといいなぁと思います。

医療・福祉関係のその他職種の月給は??
前回はここから他業種について調べてしまいとても悲しい気持ちになったので、今回は
医療・福祉関係のその他職種についていの月給を調べてみました!

この表の月給表記も一時金(ボーナス)も含んだ表記になっております。
ここでも前年からのアップ率について見てみたいと思います。
看護職101%
相談員102%
リハビリ職102%
ケアマネ102%
介護職は103%とパーセンテージで表すとあまり上がっていないように感じます。
しかし金額で言うと唯一10,000円以上アップしております。
介護職は医療・福祉関係の中では賃金の伸び率は良いのでこれに関しては、今後も期待が出来るでしょう♪

ところがどっこい!!
注意ポイント
実はこの月給の平均値ですが、平均勤続年7.6ヶ月勤めているという前提となっております。

ですので、転職をして入社1年目で30万円くらいは・・・なんてことはありえないという現実があります。
また注5)にもありますが、勤続1年の方の差額が大きくなっているのは、4月入社の方だと賞与の算定基準の勤続月数が少ないので他の年数より差が大きくなっております。
保有資格による月給の違い

資格保有別の月給情報もありますので補足程度に出しておきます。
言わずもがなですが、資格があった方が月給は高くなります。
勿論勤続年数における昇給もありますので、単純にではありませんがそれでも、「保有資格なし」と「介護福祉士」の違いが50,000円程違うのには驚きました。
そういえば・・私の現場の頃に「資格なんていらなくても仕事ができる!」と言っていたベテラン介護職(業界経験10年程)方が「給与が低い!!」と言っていたのを久しぶりに思い出しました・・・(笑)
最後に
さて今回は月給について触れてまいりました。
厚労省の月給表記の仕方に若干闇を感じますがね!!!
業界としてはアップの傾向にあるのではないかと思っております。
また資格を取ることによっても給与アップが見込めますので、しっかりと資格習得をしていくのもポイントですね!